重いものは水に沈むというのは、皆さんもいろいろな遊びを通して知っているかもしれません。しかし、ここではこれって普通は沈みそうだけど…と思うものを浮かしてみることができます。実際に実験して浮かせてみましょう。
コップに水を入れます。1円玉を持って面積が広い方のままそっと水に浮かべます。すると、不思議なことに一円玉は沈みません。他にもクリップを面積が広いほうのまま浮かべようとすると、浮かべることができます。
次に、ここに食器洗剤を数滴たらしてみます。すると今度は浮かべたものが沈んでしまいます。金属でできているものなのに、なぜ水に浮かべることができたのでしょうか?そして、なぜ洗剤を入れたら沈んでしまったのでしょうか?
水はそのままの状態でいると、水面張力が働きます。この水面張力とは水の分子同士が引っ張り合う力が働いていることをいいます。この力が働いているとこぼれそうでこぼれないほどに水をコップに入れることができたり、比較的軽いもので表面積が広いものなどを浮かせることができるのです。
ここに食器洗剤を投入すると、水面張力の力を弱めてしまうため浮かせたものが沈んでしまうのです。
水面張力を使った他の実験もやってみましょう。
参考サイト
http://science.wao.ne.jp/experiment/recipe.php?contents_no=51517
クリップや一円硬貨を浮かしてみよう!|「科学に強い子を育てる」ワオ!科学実験ナビ