学校の花瓶に花を飾っているクラスも多いですよね。しかし切り花は長くもたずにしおれていってしまいます。そこに10円玉を入れたり、漂白剤などを入れると長持ちするようになるという方法があります。実際に教室で試してみましょう。
同じ花をいれた花瓶を用意します。そこに片方には水、片方には漂白剤を数滴入れます。そのまま数日経過を観察してみましょう。すると、漂白剤を数滴入れた方のお花はわりと元気なままですが、水だけの方はしおれてしまいます。薬剤を入れた方が悪くなりやすいと思いがちですが、漂白剤入りの方が長持ちしたのでしょうか?
花は茎で水分を吸い上げています。切り取ってしまってからも水を吸い上げようと頑張りますが、その際花瓶の中で雑菌が繁殖します。すると、その雑菌のために花に元気がなくなってしまうのです。漂白剤を入れた方の水では雑菌が繁殖しにくい状況が作られるため花が長持ちだったのです。10円玉を入れるという方法も銅である10円玉から銅成分が溶け出し銅イオンの殺菌効果のために雑菌が繁殖しにくいという特徴があります。
お水をこまめに変えてあげるだけでも花は長持ちします。花瓶の水はこまめにかえてあげましょう。
参考サイト
https://kids.gakken.co.jp/box/nazenani/pdf/07_syokubutu/X1080125.pdf
なぜなに学習相談 なぜなに|学研キッズネット