炭は火を起こす以外に脱臭剤として使われていますよね。それ以外にも水を浄化させるために使われたりもします。実際に水を浄化できるか実験してみましょう。
ビーカー3個、底を切ってガーゼをかぶせてとめたペットボトルを3本、それぞれに砂利、炭、砂の3種類を用意します。それぞれに食紅などで色を付けた水をいれてそれぞれのペットボトルの下にビーカーを置いて色がどれだけとれているかを実験します。すると、粒の大きい砂利や砂ではとりきれなかったものが炭では色までもがとれています。なぜなのでしょうか?
炭には目に見えない小さな穴が無数に空いています。その面積は炭の表面積の何十倍にもなります。この細かな穴が水の中の細かなつぶをキャッチしてくれます。そのため、水に溶けてしまっている色素ですらもキャッチしてくれるので水がきれいになっているのです。
この炭による水の浄化は同じ水を循環して使われる水槽などにも生き物に影響を与えないで使えるろ過材として重宝されています。またろ過できる素材を組み合わせれば、よりきれいな水にすることができます。
参考サイト
http://www.kodomonokagaku.com/summer/2012/experiment13.php
実験したい!炭で水をきれいに!: 夏休み「コカねっと!」自由研究スペシャル:子どもの科学WEBサイト「コカねっと!」‐科学や理科、工作の役立つ情報いっぱい!