ファンタジーを題材としたゲームというと、ドラゴンクエストに代表される、中世ヨーロッパ風のいわゆる『剣と魔法』の世界を思い浮かべる方が多いかと思います。
近年では世界各地に残る民話や伝承を題材としたゲームも増えています。『剣と魔法』モノとは違う、民話世界をゲームで体験してみませんか?
■Forest of Sleep
(参考URL:
http://www.gamespark.jp/article/2015/08/26/59646.html )
2015年に制作が発表されたストーリーテリングアドベンチャー。
ロシア民話にインスパイアされた2Dグラフィックのアドベンチャーゲームです。
東欧風の味のあるグラフィックが特徴のこのゲーム、プレイヤーが画面中のキャラクターやオブジェクトに対してアクションを起こすことで、そのリアクションとしてストーリーが生成されていきます。
制作者4人という小規模体制で制作が進行しているこのタイトル。
2014年に開発が開始され、2016年にリリースが予定されています。
現状ではPC版のみが発表されており、日本語化やゲーム機への移植は未定です。
■Never Alone
2014年発売のアラスカを舞台としたアクションアドベンチャーゲーム。
アラスカ先住民であるイヌイットの民話である「クヌーサーユカ」をベースにしており、イヌイットの協力監修のもとで制作されています。
ゲームの進行度に応じて、イヌイットの文化を解説した特典映像が解禁。
ゲームをしながら、アラスカ先住民族の興味深い文化を学ぶことができます。
一見、カジュアルな雰囲気の美しい映像ながら、アクションゲームとしてかなりの難易度を誇るこのゲーム。PC版の他、PS4とWiiUのダウンロード専用コンテンツとして遊ぶことができます。
■大神
「ストリートファイターシリーズ」や「モンスターハンターシリーズ」で知られるカプコンが2006年に発売したアクションアドベンチャーゲーム。
日本神話や民話を題材とした世界を舞台に展開するストーリーを日本画テイストの3DCGで表現。プレイヤーは白い狼、アマテラスとして怪物ヤマタノオロチを倒す冒険の旅に出ます。タイトルの「大神」はアマテラス(天照大神)とオオカミを意味しています。
店舗の良いアクションと、画面上のオブジェクトに筆を使って線を走らせることで発動する『筆調べ』という魔法のような技が特徴的です。
2006年にPS2版がリリース、その後2009年に任天堂Wii版が、2011年にはHDリマスター版としてPS3に移植されています。