1980年代末から1990年代初頭にかけ、世界的に大ヒットした落ち物パズルゲーム「テトリス」。
さまざまな機種に移植され、派生した作品も膨大な数に上ります。
そんなテトリスを、可能な限り“小さく”してしまった作品が話題を呼んでいます。
■テトリスの語源をたどるとドミノにたどり着く?
テトリスは1984年に当時のソビエト連邦の科学者だったアレクセイ・バジトノフら3人が教育用のソフトウェアとして開発したものでしたが、それはポリオミノという正方形を組み合わせた図形を隙間なく並べるというパズルをベースにしたものでした。
ポリオミノは「多くの」という意味を表す接頭語「poly-」と「omino」を組み合わせた造語です。
「omino」は正方形を2つ並べた牌を使う「ドミノ(domino)」から来ています。
テトリスは正方形4つを繋いだ牌を用いる「テトロミノ」(Tetromino)をベースとし、その名称はゲームを印象付けるため、スポーツのテニス(tennis)の名前を掛けあわせて作られました。
過去にさまざまな機種に移植され、膨大な派生作品を生み出したテトリスですが、最近では「フルHD版テトリス」を無料のブラウザゲームとしてプレイすることが可能です。
フルHDテトリスmore
http://www.ngworks.net/game/tetoris.html
この「フルHD版テトリス」、フィールド免責は横320×縦180もあり、1ラインを消すだけでも1時間はかかるというシロモノ。
完全放置でもゲームオーバーまで平均51時間かかるという、とんでもなくスケールの大きい、そして目を酷使しする細かすぎるテトリスです。
プレイの際は目の疲れにご注意ください。
■小さすぎるディスプレイでプレイする超ミニマルなテトリス
前述の「フルHD版テトリス」の細かさもかなりのものですが、
こちらも小ささでは負けていません。
こちらはArduinoというワンボードマイコン(基板上に最小限の電子部品と入出力装置を取り付けた簡素なマイクロコンピュータ)で再現されたテトリスです。
なんといっても驚くのはその小ささ!!
プレイフィールドは小さな液晶画面の、さらにその片隅に描かれたごくごく小さな長方形の中。
あまりに小さいために撮影するカメラの焦点が合わないほど。スコアの表示が巨大にすら見えてしまいます。
Arduinoでのテトリス再現に挑戦している人は結構いるようで、他にもこんな動画がYouTubeにアップされています。