風船が割れるとどうなるでしょうか?空気中で割れるなら大きな音がして割れます。
ただその風船が割れる瞬間は高速撮影のできるカメラでなければ目で見ることが難しいものです。
それを目で見えやすいようにすることができる実験がこの“水あめの中で風船をわる”という実験です。
では具体的にどうすればいいのでしょうか?
まず、水槽と水槽に風船を沈められるほどの水あめを用意します。
次に水あめの中に膨らませておいた風船を手でゆっくりと沈めていきます。
完全に沈めるのは大変ですが、抑えながら水あめの中で風船を割ってみます。
すると、風船は破れた所からめくれるようにしてゆっくり空気が吹き出し、水あめの中で風船の膜が取れた空気のたまが確認できます。
空気中ではこれが一瞬にしておき空気抵抗のために大きな音もしますが、水あめの中では音はほとんどしません。
水あめが空気のふるえを抑え込んでしまうためほとんど音がしないのですね。
小学生が水あめを使って実験をするには難しい場合は他の材料が使えるか考えてみるのもいいですね。
例えば、水あめ以外に使うことのできる可能性のあるものに片栗粉があります。
片栗粉などでとろみをつけた水の中でも観察ができるか試してみるのもいいですね。
参考サイト
https://www1.nhk.or.jp/creative/material/e4/D0002022331_00000.html
NHK クリエイティブ・ライブラリー 超高速撮影 水の入った風船が割れる