チョコボの不思議なダンジョンは、スクウェアから発売されたPlayStation用のゲームソフトです。
不思議のダンジョンといえば、『トルネコの大冒険』や『風来のシレン』などのシリーズが有名ですが、チュンソフトが制作しているそれらのシリーズとは別に、不思議なダンジョンというシリーズも発売されており、スクウェアから発売されている『チョコボの不思議なダンジョン』もこのシリーズにあたる作品です。
◆不思議なデータディスクがついたおまけ的な作品
チョコボの不思議なダンジョンは1997年にスクウェアから発売されたPlayStation向けのゲームです。
シリーズ化が行われ、チョコボの不思議なダンジョン2や時忘れの迷宮などが続編として発売されています。
また、ワンダースワンにリメイクされ、ゲームアーカイブスでも配信がされています。
ファイナルファンタジーシリーズに登場するマスコット的なキャラクターのチョコボが主人公で、相棒のモーグリと旅をしている最中に訪れた村で、不思議な紫色の水晶によって出現した不思議なダンジョンを探索するという物語です。
不思議のダンジョンを開発していたチュンソフトのスタッフである中村光一氏が監修しスクウェアとバンプレストが共同で開発したゲームで、不思議のダンジョンで使われていた要素が数多く使われている。
ゲーム自体は、やりこみ要素なども多く楽しめる作品ですが、チョコボをつかった不思議なダンジョンをやってみようというファンを楽しませるためのおまけ的な作品の部分もあり、本編のチョコボの不思議なダンジョンのほかに不思議なデータディスクというセーブデータが収録されたディスクがついてきた。
そのデータディスクには、FINAL FANTAS7やFINAL FANTASYTACTICSのチート的なデータや、ゼノギアスの体験版など様々なデータが収録されていたため、そちらのセーブデータを目的に購入するひともいました。
◆不思議のダンジョンとの違いを出した理由
不思議のダンジョンシリーズは、入るたびにダンジョンの形状や落ちているアイテムが変わるというローグライクゲームです。
チョコボの不思議なダンジョンでもローグライクな部分がありますが、既存の不思議のダンジョンとの違いを出すために、アクションタイムバーと呼ばれるFINAL FANTASYの戦闘に使われるシステムや魔石などの要素はFINAL FANTASY要素があります。
また、ローグライクゲームは難易度が高いということでライトユーザーがプレイしにくい傾向にあったが、チョコボという人気のキャラクターの登場と、戦闘不能になってもレベルが低下するだけやアイテムも一部は残るようになっていたりとライトユーザーを意識した作りになっています。